黄金を求めて

黄金を求めて

大航海時代、金銀財宝が沈む湖、金で飾られた建物がひしめく黄金郷のイメージに、コンキスタドール(征服者)たちは夢を膨らませていました。そして希望と不安を胸に抱きながら、未知の世界へと向かいます。征服者ということを伏せインディオに近づくコンキスタドールたち。インディオは生まれて初めて目にする白い肌の人々を警戒しつつも、その白い姿が崇める神の存在と重なり困惑していました。
そうした背景は、ピサロに代表されるコンキスタドールの侵略を進める要因にもなりました。武装したスペイン人兵士を引き連れ、優越した火砲と騎兵を用いた征服は瞬く間に広がります。部族間の対立を利用したり、虐殺など手段も選ばない悲惨なものでした。その結果、ラテンアメリカのインディオの文明は破壊され、反対に新大陸の金を得た本国スペインは、莫大な富で潤い大きな国へと成長していきました。
砂像彫刻者:Ilya Filimontsev(イリア・フィリモンツェフ)/ロシア
     Susanne Ruseler(スザンヌ・ルセラ)/オランダ